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【体系解説】濃度とは何か?

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この記事を読んでわかること

  • 「濃度」とは何を表す量なのかを理解できる
  • 溶質・溶媒・溶液の違いを区別できる
  • 質量パーセント濃度の意味と計算方法を整理できる
  • モル濃度の意味と計算式を理解できる
  • 濃度を「質量ベース」と「体積+物質量ベース」の2つの視点で整理できる

読んだ後に学びがあったと感じた方は、♡をタップしていただけると嬉しいです。

※本ナレーションはAIによるプロ声優の音声を使用しています。 今後、全編を最適化した高品質ナレーションをAudible版として公開予定です。

目次

「濃度8%」「0.5 mol/L」…化学でよく出てくるこの表現、意味がぼんやりしていると計算問題でつまずきがちです。

今回は、その入口として

  • 濃度とは何か
  • 溶質・溶媒・溶液の違い
  • 質量パーセント濃度とモル濃度の基礎

を、図解とともに確認していきましょう。

📘まずは「溶質・溶媒・溶液」を整理します

【図】 食塩水で溶質と溶液を考えてみる

質量パーセント濃度は、「溶液全体の質量に対して、溶質が何g含まれているか」を表す濃度です。ポイントは 必ず質量(g)で統一すること。体積(mL)で計算しないよう注意します。

分母は溶液全体の質量。溶媒の質量ではありません。

【図】 質量パーセント濃度の計算式

✔ 分母は溶液全体
✔ 単位はすべてg(グラム)
✔ 日常的な例(食塩水など)でも使われる

【図】 質量パーセント濃度の考え方

モル濃度は、「溶液1Lあたりに溶質が何mol含まれているか」を表す濃度です。
質量パーセント濃度と異なり、体積(L)と物質量(mol)を使います。

モル濃度の計算式
モル濃度の考え方

✔ モル濃度=mol ÷ L
✔ 体積と物質量で計算する
✔ 常に「1Lあたり」で考える

これで濃度の基本的な立ち位置が見えてきたはずです。


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