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【授業実況】2025/04/16 ヨードホルム反応の基礎と判別|アルデヒド・ケトンの性質【入試頻出】

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目次
  • ヨードホルム反応の条件を説明できる
  • 陽性となる構造の見分け方
  • 銀鏡反応・フェーリング反応の位置づけ
  • 正誤問題の解き方のヒント
  • アセトンとアセトアルデヒドの違い

要約:ヨードホルム反応の条件と判別の要点を確認し、アルデヒド・ケトンの検出法を整理しました。

「アルデヒドとケトン、どこで見分ける?」という入試の定番を、ヨードホルム反応を軸に確認しました。授業では小テスト、要点確認、短い演習の順で進みました。


読んだ後に学びがあったと感じた方は、♡をタップしていただけると嬉しいです。

※本ナレーションはAIによるプロ声優の音声を使用しています。
今後、全編を最適化した高品質ナレーションをAudible版として公開予定です。

  • 参照:教科書309ページ/図説237ページ。
  • 反証ペアワーク:片方が「ヨードホルム反応の説明」、もう片方が要点の反証・補足を行う。
  • 条件:水酸化ナトリウム水溶液とヨウ素(I2)を加え、加熱する。
  • 生成物:特有のにおいをもつ黄色沈殿「ヨードホルム(CHI3)」。
  • 陽性となる構造の要点:メチルケトン基など、特定のパーツをもつ化合物が反応する。
  • 具体例:エタノール、2-プロパノール、アセトンなどを挙げ、構造と反応性を確認。
  • 反応式:NaOHとI2を用い、ヨードホルム(CHI3)が生成することを確認。

1822年に発見された古典的な反応。定性分析・構造決定に活用され、教育実験でも用いられる。

  • 図説237ページ:RはHまたは炭化水素基を表す。思い込みに注意(状況で変わり得る)。
  • アルデヒドの検出:銀鏡反応、フェーリング液の還元。
  • 2-プロパノールの酸化でアセトンが生成。
  • アセトン:芳香のある無色の液体。水と任意の割合で混和。有機化合物をよく溶かすため有機溶媒として利用。
  • 入試話題:東工大2021の複合問題(ヨードホルム反応/オゾン分解/銀鏡反応)紹介。
  • 形式:共通テスト相当の正誤問題。アセトアルデヒドとアセトンの違いに着目。
  • 解き方のコツ:物質を横並びで書き、各反応にマル/バツを付けて整理。
  • 補足:アセトンはよい匂い、アセトアルデヒドは刺激臭。
  • 答え合わせ:ホルムアルデヒドの化学式、銀が析出する反応、黄色沈殿の正体(CHI3)を順に確認。残りはカルボン酸・エステルへ接続。
  • 図説のページは?→ 237ページ。
  • ヨードホルム反応で加えるものは?→ 水酸化ナトリウム水溶液とヨウ素(I2)。
  • ヨードホルムの化学式は?→ CHI3
  • ヨードホルムの沈殿の色は?→ 黄色。
  • 物質名確認:左=2-プロパノール/中央=アセトアルデヒド/右=アセトン。
  • 何を「加えるか」から始める:反応名=条件の想起スイッチ。
  • 「陽性となる構造」を図で固定:メチルケトン基とアセトアルデヒドを最初に確認。
  • 正誤問題は「横並び整理」:物質を並べて各反応の○×を埋めると取りこぼしが減る。
  • ヨードホルム反応はI2+NaOH(加熱)でCHI3の黄色沈殿が出る。
  • 陽性の中心はメチルケトン基とアセトアルデヒド。
  • 銀鏡反応/フェーリング反応と併せて使い分けると判別が明確になる。
  • 入試では複合問題化しやすい。条件→構造→生成物の順に再現して対応。

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